WORKS — CASE STUDY
「何軒通っても、変わらなかった」——
その人に、どうやって電話をかけてもらうか。
さかもと整骨院(さいたま市岩槻区)は、1日7名限定・初診90分の完全予約制の整骨院です。来院される方の多くは、すでにいくつもの院を回ってきた人たち。期待より先に「どうせ同じだろう」という諦めを抱えています。このサイトは、その諦めに向き合うところから設計しました。
BEFORE
リニューアル前、院が抱えていたこと
新規の来院が減っていた 以前は月10名ほどあった新規の来院が、3〜4名まで減っていました。近隣には同業の院も増えていました。
割引広告には頼らないと決めていた クーポンで一度来て、それきりになる。院はその集め方をしない方針でした。つまり、サイトそのものが来院の理由を作る必要がありました。
強みが外から見えていなかった 以前のトップページは「首・肩・腰・膝でお悩みの方は、是非一度さかもと整骨院にご相談ください。」という言葉と、イメージ写真で構成されていました。90分かけて検査し、整復のたびに変化を確かめる。構造医学と4スタンス理論に基づく独自の診方。院の中にある価値が、来院前の人には伝わっていませんでした。
DESIGN INTENT
なぜこう設計したか
読み手の「経験」から話し始める
ファーストビューの言葉は「何軒通っても、変わらなかったあなたへ。」。続けて「半年通った。1年通った。それでも変わらなかった。」と、読み手がくぐってきた時間をそのまま書きました。症状名から入るのではなく、「これは自分の話だ」と感じてもらうことを最初の目的にしています。
強みを「工程」の中で見せる
初診90分の流れを、更衣から仕上げまで5つのステップに分け、実際の写真で示しました。4スタンス理論によるタイプチェックは、その2番目の工程として登場し、専門ページへつながります。「何をされるか分からない」という来院前の不安を消しながら、独自の診方を自然に知ってもらう構成です。
入口を、目的ごとに分ける
予約は電話、相談はLINE、と入口の役割を分けました。スマートフォンでは画面下に電話ボタンを常に表示し、予約の経路を迷わせません。一方で、電話をかけるほどではないけれど聞いてみたい人のために、LINEの相談窓口をページの最後に置いています。
※本事例のサイトは、柔道整復の広告に関するガイドラインを踏まえ、効果を保証・断定する表現を避けて設計しています。
PROJECT
プロジェクト概要
| クライアント | さかもと整骨院(埼玉県さいたま市岩槻区) |
|---|---|
| 公開 | 2026年6月 |
| 構成 | 静的サイト19ページ+コラム |
| 担当範囲 | 設計・セールスライティング・制作・公開後の改善 |
| 主な施策 | 経験からの書き出し・工程で見せる強み・予約と相談の入口分離 |
公開後に起きていること(2026年9月時点)
- 電話予約は、3週間先まで埋まっている状況です。
- LINEから「自分の軸(4スタンスのタイプ)を知りたい」という相談が届き、来院と継続的な施術につながりました。
- LINEから、交通事故の施術に関する相談も届いています。
来院には院長の技術や口コミなど多くの要因があります。ここに挙げたことを、サイトだけの成果として示す意図はありません。